酒造好適米のはなし(1)

 これまで、弊社のブログは近況報告が中心でしたので、ここらでお酒の原料である「酒造好適米」のお話を少しずつさせて頂こうと考えました。まずは、その歴史から・・・

 

 「白玉属」について

 酒造好適米と一口に言っても、今日では様々な種類の品種が存在しています。それは日本人が酒造りをする上で様々な効率化や高品質化を図る過程で、より良質な原料を求めていった結果生じた「米の品種改良や交配の歴史」でもあると言えるでしょう。

 近代(明治頃)、西日本で栽培されていた大粒で「心白」と呼ばれる酒米の中心に「核」のような部分を持った在来品種が、一つの遺伝的な祖先(ルーツ)とされ、日本で最初に水稲の交配を手がけ、稲の分類にも大きな功績を残した加藤茂苞(しげもと)はこれを「白玉属」として分類しています。

 この品種については、三重県を含む関西以西の西日本で広く栽培されいたことが幕末期から明治初期にかけて記録として残っており、明治中期までは、この大粒米「白玉属」の酒米としての需要が大きかったようです。

 続きは、また次回・・・